あにめ感想にっきV3
手キャプつきアニメ感想やアニメ映画感想ブログ
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 何で彼はこんなにも女の子っぽいのでしょうか。
一ノ瀬海@ピアノの森
パンフにはこの絵なかったので番宣CMから。

 おおむねいい映画でしたが、いろんな要素があるので感想がちょっと書きにくいです。テーマ一本でポーンと書けちゃえば簡単なのですが。まぁ例によって適当に思いつく順で。

 TVCMで言ってた「すべてのピアノを愛する人に…」というのが、宣伝のくせに「すべての人に」じゃないのか、ってことで見る前からちょっと引っかかっていたのですが、見てみてその辺はそれなりに納得できたというか、ピアノを知らない人でも「ピアノ」を違う何かに当てはめればそれなりに感情移入とかできるのですが、それ以上に「ピアノ界だから」って要素を濃いめに感じる映画でした。

 ただ厳しく、楽しくもない練習をして上手くなっていくのがピアノというもので、将来の目標が見えていればそういう練習は別に楽しくはなくてもつらいものではないという雨宮くんに対して何か違和感を感じつつも、確かにピアノってのは厳しい練習なしには上手く弾けるようになるものじゃないよなぁ…と、海くんがショパンだけが弾けないというににぶち当たったときに、雨宮くんの覚悟(楽しいだけではピアノは上手くなれない)もまた真であると途中で感じてしまったのですが、そこに海くんがおもしろくもなんともないドレミファソラシドを淡々と練習し、その結果ショパンが弾けるようになるというくだりが入ることで、「つらい練習の意味」が決して将来に対してのものだけではないということが感じられるようになる…ってのが上手いところだと思いました。

 たとえピアノじゃなくても、つらい勉強や修行の先に見えるもの…というものに置き換えられなくもないけれど、ピアノが一番しっくりくるシチュエーションだよなぁ、と感じつつ。

 コンクールが音楽そのものを評価しているようでそうでない不条理さとかも、金色のコルダやのだめカンタービレで見てきたような音楽業界ならではって感じだったし。

 自分の状況に置き換えて何かを感じる話というよりは、やはり「ピアノを通しての物語」である要素がとても強く、やはり「すべてのピアノを愛する人に」より見て欲しい、そう思えてしまう映画だと思いました。


 例によって音楽というか音の違いってのはいまいちよくわからない人なのですが、阿字野スペシャルピアノでの重厚で豪快な音とか、雨宮くんの正確無比な音とか、便所姫の気持ちの乗った音とか、“海くんの”ケッヘル310とかそれぞれ音にちゃんと色がついているように感じました。んで、豪快かつ繊細な海くんのピアノは表面に見えている野性味というよりはやっぱり何か女性的なものを感じてしまう音だった気がする。「気持ちを乗せる音」をどうすれば出せるのかがちゃんと(直感的にせよ)計算されているって感じがさー。

 前述の通りよくわからないのですが、個人的にはいい音だなーと思いました。まぁ内容がそう思えるように導いてくれているってのも大きいですけどね。

 でもこう音にこだわりが感じられる中で、ピアノの指運びをCGアニメーションで描くってのは、のだめカンタービレのときも感じたけど、いまいち納得できない描き方だと自分は思います。確かに指が1本1本鍵盤の該当部分を押していくというだけ単調な画で、CGの方が簡単でそういう動きに向いてると思えてしまいますが、端から見て見える動きが例えそうであっても、その鍵盤を押すという行為ひとつひとつに奏者の「想い」が乗っかっていると思うと、とても3DCGによる作画がベストであると思えないのよね。手描きで描く時間や予算がないのなら鍵盤シーン減らすとかピンポイントで手描きシーンにしてみるとか、そういうことで作画でも「1音の重み」が感じられるようにはなっていて欲しかったと思う。3DCGにしても、決して指が下がって鍵盤が下がるってだけじゃなくて、指の力で鍵盤を押して、鍵盤も重さでその押した指を押し返す…そういう奏者とピアノの関係を何とか表してやろうとか、ちゃんとそういうことはしてるのかなーと、最近のアニメでの楽器演奏シーンを見ていて思います。


 ところで本作はマッドハウス制作ってことで、潤沢ならば優等生な作り、そうでないなら超てきとーな作りなのかなーと思っていましたが、見た感じとしては全然マッドハウスっぽくねぇなーという感想が出てきたのですが、エンドロール見てたら、「アニメーション制作協力:テレコムアニメーションフィルム」でした。そういやテレコム走りとかあったなー、と妙に納得。マッドハウスと思わずにテレコムだと思って見た方が楽しめそうな感じです。キャラ設定とか抱える思いとかはマッドっぽい感じもしますが、おおむねテレコムな感じ。

 まぁそんなところで。

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 つことでこれでしばらくお休み。月末ぐらいに帰ってくるかと。

 しかし一緒に見に行ってる友人とはよく映画に行きますが、ふたりして感想をほとんど言わないのな。その日の会話内ボケの元ネタにしたりするのがメインで、見終えたあとはわからなかったところの質問とかそこまでで、おもしろかったかどうかすらお互い聞かない。

 まぁぶっちゃけ微妙な映画もいっぱい見るので、良かろうと悪かろうと控えるってのはその場としてはいいかなと思ってます。こっちの感想はここに書かれるのを向こうは知っているので、聞かないようにしてくれてるってもあると思いますけどね。(事前にいろいろ話しちゃうと上手く書けなくなる人)


 おわり。

余談:
 先日きら☆レボを見ていたら「ちびまる子ちゃん見てるの?」と聞かれました。「だって『花輪くーん』って」。あぁ、確かに聞こえる聞こえる…。
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