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手キャプつきアニメ感想やアニメ映画感想ブログ
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ミニ本@借りぐらしのアリエッティ あまりに何もないのでどうしようかと思った。少年の病気も、小人族の今後も、そもそも引っ越し先も何も解決せず、ただ田舎での数日が描かれていただけのような。作画や音作りは丁寧だったのかも知れないけれど、何を伝えようとしているのかがさっぱりでした。感想としては「ジブリっぽい何かを見た」ぐらいかな。

 世代交代候補の一人として、ジブリブランドを引き継ごうとしている意志は感じた。自分が思うジブリ作品を作りました みたいな。とりあえず強く魅力ある女子が描けてくれさえすれば、今後の不安はそれほどないという意味でよければ、成功していたと思う。今回の課題は作画とキャラクターまででした と言ってくれるのであればそれはそれでよいかと。いきなり全部引き継げというのは酷な話ですからな。

 引き継ぐことを目的としたのならば、自分の中からわき上がる伝えたいテーマというのは(他人の手段を使っていては)なかなか表には出てこないだろうから、出てなくても仕方ないと許せる気持ちになるなぁ。

 たぶん、出会いと別れを通じて、少年と少女は少し成長する みたいな話だったんだろうけど、物語の起伏が薄くて、だいぶあっさりした印象だった。

 借りのドキドキ感とか、バレそうになってハラハラするとか、親しくなっちゃいけないのに親しくなっちゃった背徳感とか、母ちゃん救出に際してのギリギリ感とか、いろいろと起伏できるポイントはあったと思うんだけど、何か淡々と作られちゃった感じ。アリエッティ視点にするのか、少年視点にするのかどっちつかずになってた印象もある。救出劇のところは、操作キャラをアリエッティと少年を巧みに切り替えてミッションを進めていく感じでもあり、そのよさもあるけど、少年操作状態だと簡単すぎてピンチ感が薄れてしまうとも思った。

 続きがあるわけでもない一回こっきりの映画なんだから、何があってもやり逃げできるという特性を生かして、一緒に暮らすオチでも、わかり合って別れるオチでも、他の小人族と出会えるオチでも 何でもできたはずなのに、これから先の苦難も覚悟して突き進むことにしたオチ にする意味はあったのかなぁ…というのが正直なところ。好意的解釈をすればジブリ作品を作っていく上での覚悟を示したと言うことになるのかな。これから自分の庇護から飛び出していこうとする小さな存在に、せめて角砂糖ひとつぐらいは持たせたい親心か。

 そう考えると、姿形は似ているけど、大きさももちろん種族も違うという、これまでのジブリと姿形は似ているけど、違うものである…という解釈に強引に持っていけなくもなさそうだけど、さすがにそういうことを考えての原作チョイスではないだろう…。

 んー、何かすっきりしないのは何が原因なのかなぁ。たぶん「引っ越さなければいけない」という納得いかない掟に大して抗うことなくすんなり従ってしまうところとか、決して前向きとは言えない夜逃げ引っ越しであるとかそういうところなんだろうなぁ。もっとみんなが納得できる解決策はなかったものかと思ってしまう。ハッピーエンドでも悲劇でもない…というかエンドっぽいことがないまま終わった臭があるのなー。

 かといってアリエッティ2が見たいかというとそうでもない。

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 あぁそうか、この前のGIANT KILLINGの話に通じるところがあるのか。「DFが奪って、MFがつないで、やっとFWに届いたボールは誰のものか」という問い。「もちろんチームみんなのボールであるが、FWはそれを知りつつも自分のボールとする」という。これまでのジブリや、原作、参加スタッフみんなで作り上げてきたアリエッティという作品はいったい誰のものなんだろう。

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