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劇場版〝文学少女〟前売り券前売り特典A3ポスター@劇場版〝文学少女〟
  前売り特典がでっかいポスターだったので、スキャナに収まらない…。ついでに適当に置いといたらしわしわになってたよ…。まぁこの大きさならわからないか…。

 上映前のBGM流しなし、上映終了後のBGMもなし、上映前の予告編およびマナームービーもなし、いきなり本編が始まって、本編が終わるとスパっと終わるという、なんだか不思議な上映形態でした。本編上映もスクリーンサイズいっぱいに映さないで、スクリーンに余白を持たせる形で上映するという変な映画でした(普通は映像部がスクリーン外の黒いところに少しはみ出るぐらいで上映する)。この後つづけて同じスクリーンでいばらの王を見たので、その違いから判断するに、劇場がおかしかったというよりかは、そういうフィルムだったと思われます。

 というわけで、上映形態も含めて「映画」というよりは、「映画的な尺の長さがあるアニメ映像作品」というような印象の方が近いかな。1時間半のOVAと言ってしまうのも少し違う気もするけど、花澤香菜・入野自由・平野綾・水樹奈々といったキャスティングにはOVA的な気配を感じてしまうかな。

 この作品の持つ雰囲気からすると、こういう声優として有名な人たちを使うより、素人を使っても味があってよかったかも知れないとは思う。こういう有名どころな声だと、ついついその声のイメージが先行してしまって、作中のキャラに勝手なイメージが付加されてしまいがちになるかと。

 キャラ付けがありがちなパターンかつ話が短いOVAなんかであれば、むしろその勝手なイメージをうまく利用して、いい感じに作れることも多いし、自分的にはOVAには声優を使え派ですが、この作品のキャラクターたちはそういったわかりやすいとがったキャラ付けはなくて、基本的にはごくごく普通の人…一般人です。

 この「彼らが一般人である」ということに、自分はなかなか気づけませんでした。どうにもつかみづらいキャラだったので、その「声」をとっかかりにしようとしてしまったからというのが大きかったんじゃないかと分析。まぁ声だけじゃなく、話の初っ端に“本の切れ端を食べてしまう少女”という強烈なキャラ付けを見せられたというのも原因のひとつかと思いますが。つまり、「もっとわかりやすい話かと思い込んでいた」ということなんですが。

 時間軸が駆け足で進みつつ、過去と現在と想像と嘘と現実が入り乱れながら作られる物語は、やたら混乱して、描かれるものの何を信じていいのかわからなくなりました。先輩と主人公の彼がまったりしている描写の内はまだよかったのですが、水樹奈々と平野綾が前面に出てきたあたりからは、彼女らの気持ちはもとより、主人公の彼の気持ちすら見失いそうになる勢いでした。お前らいったい何がしたいのか、と。

 思い込みで他人を決めつけ、自分の世界を自分勝手に決め込んで閉じこもる…もっと自分の可能性、他人の可能性を信じられないもんかねぇ…。とか考えてしまうのは自分がどちらかといえば理系だからなのだろうか。文系的な悩みは理解の範疇を越えるところにあるのかもなぁ、と思ったとか思わないとか。

 物語のメインテーマに、宮沢賢治、特に銀河鉄道の夜が使われているのですが、銀河鉄道の夜が人が死ぬ話であることを劇中でほぼ触れないので、これはそれになぞらえて誰か死ぬ話になるんじゃないだろうか…と思わせつつ誰も死なない、死ぬ死ぬ詐欺っぽい印象もあります。「この世界観で“本を食べる”なんて設定が通るわけもないから、先輩はもともと現世の人じゃないのかも!?」とかまで思ったのになぁ。(平野綾がやたらと死を臭わすので、逆に信憑性が増してた)

 映画のストーリーとしては、メインの話に、主人公の彼と平野綾のことを置きつつ、その前後に「文学少女」という作品の初回と最終回を配置したような作りでした。そういう意味ではメインの話はこれでなくてもよかったと思うし、もっといろんな「文学少女」があり得たと思う。今回は宮沢賢治だったけど、いろんな文学をテーマに据えて、もっといろんな話ができそうだしありそうでした。学校で起こるいろんな事件を先輩の文学知識と、井上くんの紡ぐ物語で解決していく…そんな話が。

 …と書いたところで、何か思い出すなぁ。あぁ「本屋の森のあかり」だ。既存の物語とリンクさせる感覚が似ている感。

 そんな感じなので、見たことに後悔はないけど、劇場にこだわらなくても、Blu-Ray視聴とかでも別にいいかなとは思う。つかNHK-BSの衛星アニメ映画劇場とかでやってくれたときに見る方がすっと胸に落ちてくるかも。何か宗教的というか教育的というか、そういう雰囲気があるので。そりゃ「幸い」を求める話では何となく宗教くさくなるよなぁ。

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 次のいばらの王までの時間つぶしに映画グッズを見に行ったら、グッズ的なものは何もなかった…。1日に見たときはいろいろあったのになぁ。端が切り取られてる原稿用紙風ノートなんて何に使うんだろう…?

 こっちのひとことコーナーの間に置くAmazon商品を探しにいったら、結構CDやらDVDやらが出てくるご様子、映画単発用の作品という扱いではなかったのね。むしろ映画単発で見るのは推奨されてないのかかもしれないなぁ。Production I.G作品で、キャラデザがこれまでのI.G×CLAMP作品に近い感覚があるので、OVA構成とかじゃなく、やっぱりNHKアニメにでもなってほしいところですな。

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