あにめ感想にっきV3
手キャプつきアニメ感想やアニメ映画感想ブログ
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マイマイ新子と千年の魔法 公式サイト あんまり話題になってない風だったので、閑散としてるのかなー、と思いきや平日の昼間だというに意外と混んでました。まぁ上映館が少ないし、1日の上映回数も減ってきているので、ここに集まるしかない感じだったのかしらね。客層的にも老男女(さすがに平日の昼間っから子どもさんはいなかったので)いた風。

 泣き声も笑い声も特に聞こえず上映終了。自分としても、どこをどう見ていいのかつかみかねる作品だった。8月のシンフォニーのときも書いたけど、自分には上京した経験もなく、故郷や田舎に対する思い入れもなく、引っ越しや転校の経験もないので、何というか、この作品を見る資格がなかったのかなぁ、と。田畑が広がる風景を見ても懐かしいと思わないし、戦後まもないという世界観にもこれといって思い出はないし、友だちとアウトドアな遊びをしたこともそんなにないし。

 当時の子どもたちの暮らしを映像化しておくという記録映画的な意味なのかとも考えてみましたが、そういうことでもなく、何かを伝えようとしている映像らしいということまでは何となくわかるんだけど、結局最後まで何をどう見てどう感じればいいか(どう見て欲しいのか)の正解が見えずじまいでした。

 好きなところを好きなように見ればいいとは言うものの、その好きなところも特になかったので、本当にどうすればいいのか…。絵や動きそのものに見入ってしまうだけで終わらせてしまって内容は放置する…とかも一瞬考えましたが、そういうオールマイティなカードを使ってそれだけにしてしまうのはあまりにもったいないようで。

 とりあえず理想と現実の違いとか、小さい力ではあらがえない現実とか、そういう話は繰り返し出ていたみたいだけど。「千年」というキーワードからして、「そうして僕らは大人になっていく」みたいな、歳を重ね、さらには世代、時代を連ねていく…、というあたりがテーマかなぁ。

 ミクロ的には、子どもたちには「こうして大きくなっていくんだよ」と、大人たちには「こうやって大きくなったでしょ?」と、年寄りには懐かしき時代の風景を…といった感じで、マクロ的には、過去があり、今があり、そして未来がある…という。んで、決して過去も今(50年前)も未来(現在)も特別視せず、それぞれがそれぞれの時代の今を懸命に生きていた(生きている)ということが描かれていた様子。人が歴史を重ねることの尊さや素晴らしさをまとめて「千年の魔法」という言葉にして、うまく説明できない歴史を重ねたことによる力を「魔法」と表現して、「先祖代々」とか「この土地に受け継がれた」といった事象の意味をなんとな~く説明してしまった感じ。

 新子のマイマイがピョコピョコ跳ねようとも、少女たちが裸足で駆け回ろうとも、漫画やアニメのような特別なことは何ひとつ起こらない。何か起こって欲しいけど、何かに居て欲しいけど、非現実なことは想像の中でしか起こらない。現実はどこまでもリアルで、子どもの小さな力ではなおさら何ひとつ守れない、何ひとつ変えられない。

 でもそんなどこまでもリアルな現実でも、時折「魔法」とでも表現したくなることが起こる。想像の中ほどドラマチックでもエキサイティングでもないけれど、その小さな「魔法」は現実で生きていく力をくれる、時にはかげなえのない人生の1ページをくれる。

 あなたの「現実」のまわりにある「魔法」を見落としていませんか?

 …というメッセージだったとまとめてみる方向でどうでしょうか?<誰に言ってるの

 劇中で千年前の光景は出てきても、それは決して今とは交わらないし、パッと見「魔法」と言えるようなことは何も起こっておらず、ただただ子どもたちのリアルな日常が描かれていただけのように見える。でも本作はあくまで「千年の魔法」なので、ここに「魔法」を見いだす、「魔法」を感じることで、作品を捉えるひとつの手を手に入れられるような気がします…。

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 見終わった時にはそんなことを微塵も考えていなかったのに、いざ感想を書いてみると何か出てくるものですな。鑑賞前は「至好回路さんが推してるなぁ…」程度のところまでしか知識としては入れていなかった(しかも見に行くつもりだったから本文は読んでいない)し、前知識としてはTVCM(時をかける少女のマッドハウスの最新作…という印象しか残らないアレ)までだったので、どう見ていいのか全くわからなかったのは事実で、視聴中も見終えた後もどう処理していいのかわからなかったのも事実です。

 なので、帰りの電車で感想を書いてみても何かしっくり来ないし(感想の前半がそうね)、PCで続きを書き出してみても、感想をどう転がしていいのかが見えてこなかった。で、他所の感想をパラパラと読んでみて(あんまりちゃんと読んでませんが)、それでも自分の思ったことと違うことが書かれていると感じた。

 んで、自分もそう思ったところを軽くまとめていって、その流れで書いてみたところ、何だかこんな感想に。そして書きながら書いた文に自分で納得する不思議。でもこの「千年の魔法」って原作にはないタイトルなんだよね。やっぱり誤読なのかなぁ。

 そうなるとこの見方を引っさげてもう一度見に行きたい気分にもなりますが、それは時間的にもおサイフ的にも厳しいわ。やたら悶々とするから精神的にも厳しいかも…。

 人に話すとすっきりすることもある…とはいいますが、人に話すまでもなく、感想を書いてみる、文字にしてみるっていうのもすっきりさせる効果があることもあるようで。

 あ、2次元少女を愛でる趣味がある人は、見て後悔なしと思われます とは言っておきます。

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