あにめ感想にっきV3
手キャプつきアニメ感想やアニメ映画感想ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
サマーウォーズ ポストカード
 流れで公開日観賞。感想(の結論)は、『デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム』を見てるか見てないかで変わってきそうな印象。見てない人は素直に満足できるいい映画かと思います。

 TVCMの時点から、ぼくらのウォーゲーム臭がプンプンしていたので、「既視感ありまくりだけど、何やるんだろう?」 と思ってはいましたが、見たあとでも、「これってぼくらのウォーゲームの焼き直し…作り直しだよね?」 というのが自分の感じた中では一番大きいところというのに変わりはなく。で、そう思ってしまうと、この映画は“ぼくらのウォーゲーム+α”ぐらいの扱いから抜けられなくなる風。

 +αの部分には「家族」とか「恋愛」とか「諦めない心」とかそういうことが入ってくるんだけど、そのおかげで、ぼくらのウォーゲームにあった、「部屋から一歩も出ずに、全世界的なピンチに立ち向かう」という現実とバーチャルのギャップが楽しくて仕方ないという部分がだいぶ削がれてしまった感なのはちょっと残念。あの要素がとても楽しいんだよあの映画は。

 サマーウォーズの大テーマである「家族」ですが、「家族」とはいうものの、プチ国家(権力や財力的に)ができてる大家族とかまでなってくると、「バーチャル」に対する「現実」としてあるべき「現実味」が薄らいでしまうという問題もあるかも。まぁデジモンの少年たちには、デジタルワールドでつちかった経験や力があるので、その要素を一般人が補うためにはあれぐらいの高性能家族が必要だったのかも知れないですな。

 ということで、本作の意味としては、”原作にのっからない形で、まるまる自分の作品として『ぼくらのウォーゲーム』を作りたかった” ということなのではないだろうかと思えなくもない。バーチャル世界のキャラクターデザインや、デジタル世界の設定なんかには、かつて自分のオリジナルでは描かせてもらえなかったデジタルワールドの呪縛から抜け出ようとする意志が見える…かも知れない。

 時かけに見た「どれみ」、サマーウォーズに見た「デジモン」…と見ると、他者(というか東映?)作品に乗っからないで、同テーマ、同シチュエーションを完全オリジナル描いてみる…ということをしているような気がしないでもない。時かけはオリジナルじゃないってツッコミ入りそうですけど、中身的にはオリジナルっぽいというか、時かけを描かされたわけではなく、(自分の)時かけが描きたかったってことっぽいから、まぁいいような。

 まぁ、両方とも表向きはキッズ向け映画だったので、「所詮子ども向けでしょ?」とか「元ネタ知らないしなー」とかで敬遠していた人たちにも素直に受け入れられる作品にしたかってってことも大きいのかも。「やってることは同じでも、こうすれば見てもらえる、広く認めてもらえる」そういう狙い。「知る人ぞ知る」から、「誰しもが知る名作」へのシフトチェンジ。きっと、見せたいものの根本は変わってないのよ。

 だから、「知る人ぞ知る」の「知る人」だったぼくらのウォーゲーム既視者は、高らかに「この映画は決して新しい物ではない!」と叫んでしまう。「これはさ、今更なんだよ!?」と言ったところで、「でも私はサマーウォーズ面白かったし」と言われるだけとわかっていても。サマーウォーズを素直に楽しめなかった自分への悔しさ、今更この良さに気づく未見者への苛立ちを抱えながら。いい例えとも言い難いけど、カリフォルニアロールだけ食われて、「寿司うめぇ」と言われたみたいな感じ。おいしいし、寿司とは違うおいしさもあるけど、寿司の方は口に合わないかも知れないけど、それは魚介の寿司があってこそなんだと…。

 こうなると次はオマツリ男爵の作り直し…ということになるのだけども…。オマツリ男爵はかなり「ONE PIECEじゃなくてもいいじゃん」的な作品だったので、本当にそうだとしたら結構たのしみかも。もっとあのテーマにしっくりくる「仲間」像がありそうな。

 とまぁ、高らかに叫んだところで、本編の感想を全く書いてないことに気づく。

 この映画で伝えていることのひとつとして、「一芸にひいでた者が集まれば何でもできる」という、何かしら一芸を持っていないと軽く疎外感を覚える…、もっと言えば「少年よ、一芸を持て」ということがあったりしますが、そこを諦めてしまうと、自己投影先が掛け金になるだけの1アバターになってしまうというか、ひいでてない一芸は所詮1アバター止まり…という虚しさを感じてしまうかも知れないので、歳食ったアニメファンは注意です。あの状況下で自分だったら何ができるか?と考えてしまうとなー。

 数学オリンピック代表(なり損ない)の彼は、暗号解くだけにしかその能力が使われないのがちょっと勿体ないというか、おかげで主役なのに存在感が薄めだった気。もっと「数学的な」何かで、いろいろな何かを解決していくシーンが見たかった…。暗号が解けて、コンピュータがさわれる程度の扱いではなー。結局認められたのは数学力というよりかは、度胸とかそういう心情面だし。

 技術的に何やってるかよくわかんないというのは映画全般に言えることで、あんまり細かいこと言われても困るけど、一緒に戦ってる気持ちになれるぐらいの解説は欲しかったと思う。暗号の難しさとか、デジタル格闘の方法とかさ。「すごさ」が肩書き以外ではよくわかんないのよね。

 ラブマシーンさんも、アバターを食らうとか、権限を奪うとか、ゲームが好きとか、そういう表層のみで、そういう性格・性質の肉付けまであると、キャラクターとしての深みが増したかもなぁ。アバターは人じゃないから、権限以外の能力は奪えないから難しいか…。リアルでやると魔人ブウっぽいのだが。

 ラブマシーン側だったら、電話系の権限を取ったところで、アカウントを大量に新規発行して自分のコマにしちゃうなぁ…とは思った。住所管理まで取れると電話自体の新規契約まで行けそうだし。

 感想書かずに放置していた間に思ったことがひとつ。侘助さんが言っていた、ラブマシーンに与えたという「好奇心」について。「好奇心」って、「知りたい」と思う能動的な欲求ですけど、その「知りたい」だけであそこまで突き進めるものなんだろうか? と。特に目的もなく「知りたい」だけでは、ある程度の狭い範囲で収まってしまいそうな印象がある。…そう考えると、ラブマシーンさんが持っていたのは「好奇心」ではなく「恐怖心」だったのではないかという仮説に。

 「恐怖心」、同様に言い換えれば「知らないことに対する不安」、「知らないことがあるのが怖い」。…まぁ、あんまり変わらないようにも見えますが、「好奇心」では説明がしっくりこない破壊衝動なんかは、「恐怖心」なら説明が簡単です。好奇心でやっていたのなら、壊してしまったら好奇の対象がなくなっちゃうので、衛星落下実験にしても、まずは何もないところに落としそうなもんで。恐怖心なら「わからない(理解を超えた存在)なら壊してしまえ」という単純な理由で問題ない。

 あぁ、そこからすると、ラブマシーンさんが必死に使っていた暗号は、ラブマシーンさんが自分では解けなかった暗号=知りきれなかったもの=いまだ恐怖の対象で、ある意味信用しているもの ってことだったのかな。だから最後の最後までそれに頼った戦略を組んでた、と。自分の力じゃ敵わないなら自分じゃ敵わなかったものをぶつけるしかなく、頼みの綱だったんだなぁ。

 知らないアニメがあるのが怖い…そんな多量見さんとしては親近感があるかも。<アニメは好奇心で見ようよ

サマーウォーズ 公式ガイドブック  SUMMER DAYS MEMORYサマーウォーズ 公式ガイドブック SUMMER DAYS MEMORY
(2009/07/29)
ニュータイプ

商品詳細を見る

 ラブコメ的には惚れるポイントがわかりにくいのでとってつけた感があるかも。

 感想出遅れすぎると書けなくなりそうだったので慌て気味に書いたよ。あんまり遅れると、情報や他所感想が増えて、的を外してるのが際立っちゃうことになりかねんからね…。「的を外して」はいいけど、的を外してるのを完全に自覚しながら書けるほど図太くないからねぇ…。

 あとEVA破も同じ日に見てきました。他所の感想を目に入れないようにしてたら、「どうやら好評らしい」という情報のみある状態で見た感じに。自分としてはそこまで好評とされる理由がわかんなかったので、流し見してた他所感想を読もうと思ったら、どこに書かれていたかわからないという体たらく…。

 まぁそんな感じの感想を予定。
サマーウォーズ [Blu-ray]サマーウォーズ [Blu-ray]
(2010/03/03)
神木隆之介桜庭ななみ

商品詳細を見る
page top

コメント

管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック
TB*URL
Copyright © 2005 あにめ感想にっきV3. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。