あにめ感想にっきV3
手キャプつきアニメ感想やアニメ映画感想ブログ
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 そろそろ終わりそう(1日1回上映館が増えてきた)なので見てきました。まぁ、メジャータイトルの浅見で何か語るのは火種になりがちなのでむしろ控えたい気持ちも…。つか他所のレビューを全然見てないので、一般的な評判がどうだったのかも知らないのでどの程度のさじ加減で書くとよさげなのかがさっぱりです。(気にしてたの?)

 いつも通り少なくとも自分の感情には嘘をついていない感想を書けば、「自分がそう思ってしまったのだから仕方ない」という逃げ道は用意できるので、今回もその方向で。

 予防線終了。

 ということで、正直な感想としては、「笑うところも泣くところもなかった」というのが一番シンプルなものかな。おもしろいとかつまらないとかそういうエンターテイメント的なところを気にしないで作られた感じ。だから、この作品に対して「おもしろかった」とか「つまらなかった」という感想をあえて書くのはあまり意味のないことなのではないかと感じる次第。

 以下映画を見ながら感じたことを箇条書き風に。

●画作りが絵本的
 徹底されていたわけではないけど、草むらとか水しぶきとかが絵本でよく見かけるような作画をしていた印象。公開前か公開中だったか忘れたけど、いつぞややってた宣伝番組にて「子ども目線」(水平線の位置が高いとか)とか言っていたので、「子どもの目から見た世界」ってことなのかな?

●といいつつあまり徹底されない子ども目線
 部屋のシーンとかでは結局カメラ位置は上に行っているし、子どもから見た大人というほど大人っぽい大人は描かれず、子ども目線の画と大人目線の画が入り乱れてしまうようになっていた気。よって、大人では素直に見られず、子どもでは理解できないようなシーンがそれぞれあったんじゃないかと思う次第。

●手描きにこだわった無駄に描き込まれた絵
 ポニョの妹たちや、海辺の虫、躍動感ありまくりな波 etc... 言ってしまえば「これぞジブリ」というものではあるし、そこが描き込まれる意味はないわけではないと思うけど、描き込む労力と、描いた事による観客が感じられるであろう映像表現の費用対効果…というか労力対効果がアンバランスになっていると思った。そこまで描かないでループ素材にする、CGを使って描く労力を減らす…といった現在では当たり前にやられている省エネ画面で作った場合との感じ取られるであろう映像の意味にどれだけの違いがあって、その違いはそこまでして埋めなければならないものだったのか…正直疑問に感じてしまう。

 リミテッドアニメを見まくっている身からすると、「動く必要のないところは動かない」→「よく動くところには大きな意味がある」という感覚を持ってしまうので、その画が持つ意味以上の描き込みがなされていると、逆に「そう描かなければならなかった意味」を探してしまうことになり、本編を軽く見失いそうになったりするので、いろんなものがよく動く画面がより素晴らしいモノとは思いがたかったり。

 まぁおかげで眠くなったりはしないわけですが。

●ロリコン悟りの境地
 CMを見てた限りでは、人間化したらそのまんま人間化したままかのかと思いきや、魚と半魚人と人間を行ったり来たりするという設定でした。「魚でもOK」っつーところまでついに到達したのね…と。「人間化する」という設定はもう“観客に引かれないために付け足した設定”ぐらいにしか見えない罠。もしくは“魚姿でも人間姿でも等しくロリ”というのをアピールする用の設定か。

●遺作臭が出てると思えるぐらいの説教臭さ
 ということで、「おもしろさ」を捨ててまで伝えたかったところなのではないかと思えたのは、自分の意志を継いでいくであろう若者たちへのメッセージのようなもの。話にのめり込むようなおもしろさがないからこそ際立っていた“ジブリらしさ宮崎駿らしさを詰め込みまくった作画”からは画面作りへのこだわりを伝える意味が見えるし、ポニョの親=産みの親=宮崎駿 が若者にソレを託すというのは深読みするなという方が無理というもの。映画の最後の方なので書いちゃうと激しくネタバレすることになるので詳しく書けませんけど。

●そう考えるとソウスケ母子の雑な気質も
 海で空き瓶に詰まったポニョを拾って、それを引っ張ったり押し込んだりしつつ、最終的には石でビンを割る(普通の魚の硬度ならちぎれちゃったり傷ついたりするだろう)。海で拾った魚っぽいものをバケツに水道水というたとえ淡水魚であっても厳しい環境下に海水魚をブチ込むという暴挙。子どもを抱えているのにまったくもって安全第一でないリサ。…と、上げればキリがないほどにこの母子は雑である。

 つまり“最終的には託すことになる相手は現時点では雑”という風に読めて、それは「とりあえず最初は雑でもいいからまぁ、受け取ってくれよ」というメッセージに見える、と。

●まとめ
 もう少し書くこと思っていた気もするけど、そろそろまとめ。

 この映画は、宮崎駿&ジブリというブランドだけで集客できるようになったことを利用して、これまでの宮崎駿&ジブリのファンや関わってきた人達へのメッセージを詰めた、通常の楽しい映画やおもしろい映画とは違うもの という解釈をしてみた。


 重ねて言いますが、あくまで光希桃の個人的な感想です。

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 ちょっと攻めすぎた感。もちろん持った感想であることに嘘はないですが、「こう考えてみると面白いかも?」という気持ちが全くないわけでもないわけで。どーとでも取れる作品は、それこそ「どー取るか」ってとろが大きいわけで、いろんな取り方してみるのもいいんじゃないかな。

 映画ははしごが基本なので、ポニョ後に2本みてきました。(つづく)

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