観賞日:2011/12/16(金)
平日であれば公開2週目でも空いているのが基本だけど、混んでそうな気配を感じたので3週目にしてみたけど、まだ混んでた。でもここ以降は冬休みシーズンになっちゃうし…。まぁいい席は取れたのでよかった。映画もよかった。
んー、なんだろう。幸せのおすそ分けをありがとう みたいな。
30分のアニメでは決して味わえることのない、2時間、通しで、軽音部メンバーと一緒にいられることによる幸福感、これに尽きるんじゃないかと。
何かあるわけじゃないけど、彼女たちと過ごす2時間がそこにはあった。そして最後に別れもあった。視聴者として彼女たちと一緒にいられた時間は劇中の人たちと比べて決して長くはないけど、別れを寂しいと思うには十分な思い出はあり、この2時間弱で得た旅の思い出もまた大切なものになっていた。そこにいつもの日常が戻りつつ、じわじわ迫ってくる「卒業」の2文字。卒業する立場としても、卒業される立場としても、言葉にならない思いがこみ上げてくる。
そこに「天使にふれたよ!」が初披露されるという展開が入る。
言葉にならない思いが歌に乗って流れてくる。幸せな時の思い出も別れの寂しさも贈る言葉もみんなみんな入った「思い」がまさに歌われていると思わざるを得なかった。「天使」が何を示していて、誰に聴いてもらうために作った曲なのかを知ってしまうと、この曲はこんなにも破壊力があるんだと…思いながら涙腺が崩壊する。放課後ティータイムの楽曲らしくないとか思っていてすまない…。ただひとりのために作られた楽曲だから、らしくないのは当然だったんだね…。
とくに歌詞に「卒業」の2文字が突然出てきたときの破壊力がすごかった。そこまでは(いくらか伏線はあるにしても)思い出を振り返るだけの歌詞だったのに、そこで急に別れの歌になった。「これは先輩たちからの贈る言葉なんだ」と、気づいた瞬間に、曲に込められた想い、これまでの思い出、自分の思いその他もろもろもろもろが一気にはじける感覚を覚えた。いろんな思いがありすぎて、聞き終えてもらす感想はきっと「ありがとうございます」でも「がんばります」でも「すてきでした」でもないんだと思う。
「唯先輩たちはずるいです。私からも贈らせて下さいっ…;;」
「それはお前の後輩に贈ってやれっ…;;」
みたいな感じなのは妄想できる。
ロンドンへの卒業旅行を含む、軽音部の日常をたっぷりと見せたあとに、卒業イベントで締める。やってる内容はテレビシリーズと大して変わらないように見えるけど、これを30分×4話で見せるのと、劇場で2時間見せるのではやはり意味が違う。「止まらない2時間」というのが直接「止められない卒業」に繋がっているようにも感じた。ずっと続くように思えても楽しい日常はいずれ終わる、終わるけどでも終わりじゃない。―そういうのを見せるのにあたって、2時間の劇場作品という形態は実に良かったと思う。
ストーリーだけ追うなら、なくていいシーンもいっぱいある。でも彼女たちの「日常」を見せる意味ではなくていいシーンはなかった。日常パートでは彼女たちと共に在る幸せを深く心に刻み、そのままラストに臨んでほしいと思う。
見終えたあと少し幸せになっていました。自分の青春とは1ミリも被んないのにね。
見終えて外に出ると、「さあ金をくれ」というオーラがむんむんの各種グッズで現実に戻されるんですけどね。パンフも800円だし。現実は厳しいなぁ。
あと劇中で別のバンドに間違えられて日本を代表するPOPバンドということになる展開があるんだけど、実際 放課後ティータイムは日本で一番売れるバンドのひとつではあるよね…。
平日であれば公開2週目でも空いているのが基本だけど、混んでそうな気配を感じたので3週目にしてみたけど、まだ混んでた。でもここ以降は冬休みシーズンになっちゃうし…。まぁいい席は取れたのでよかった。映画もよかった。
んー、なんだろう。幸せのおすそ分けをありがとう みたいな。
30分のアニメでは決して味わえることのない、2時間、通しで、軽音部メンバーと一緒にいられることによる幸福感、これに尽きるんじゃないかと。
何かあるわけじゃないけど、彼女たちと過ごす2時間がそこにはあった。そして最後に別れもあった。視聴者として彼女たちと一緒にいられた時間は劇中の人たちと比べて決して長くはないけど、別れを寂しいと思うには十分な思い出はあり、この2時間弱で得た旅の思い出もまた大切なものになっていた。そこにいつもの日常が戻りつつ、じわじわ迫ってくる「卒業」の2文字。卒業する立場としても、卒業される立場としても、言葉にならない思いがこみ上げてくる。
そこに「天使にふれたよ!」が初披露されるという展開が入る。
言葉にならない思いが歌に乗って流れてくる。幸せな時の思い出も別れの寂しさも贈る言葉もみんなみんな入った「思い」がまさに歌われていると思わざるを得なかった。「天使」が何を示していて、誰に聴いてもらうために作った曲なのかを知ってしまうと、この曲はこんなにも破壊力があるんだと…思いながら涙腺が崩壊する。放課後ティータイムの楽曲らしくないとか思っていてすまない…。ただひとりのために作られた楽曲だから、らしくないのは当然だったんだね…。
とくに歌詞に「卒業」の2文字が突然出てきたときの破壊力がすごかった。そこまでは(いくらか伏線はあるにしても)思い出を振り返るだけの歌詞だったのに、そこで急に別れの歌になった。「これは先輩たちからの贈る言葉なんだ」と、気づいた瞬間に、曲に込められた想い、これまでの思い出、自分の思いその他もろもろもろもろが一気にはじける感覚を覚えた。いろんな思いがありすぎて、聞き終えてもらす感想はきっと「ありがとうございます」でも「がんばります」でも「すてきでした」でもないんだと思う。
「唯先輩たちはずるいです。私からも贈らせて下さいっ…;;」
「それはお前の後輩に贈ってやれっ…;;」
みたいな感じなのは妄想できる。
ロンドンへの卒業旅行を含む、軽音部の日常をたっぷりと見せたあとに、卒業イベントで締める。やってる内容はテレビシリーズと大して変わらないように見えるけど、これを30分×4話で見せるのと、劇場で2時間見せるのではやはり意味が違う。「止まらない2時間」というのが直接「止められない卒業」に繋がっているようにも感じた。ずっと続くように思えても楽しい日常はいずれ終わる、終わるけどでも終わりじゃない。―そういうのを見せるのにあたって、2時間の劇場作品という形態は実に良かったと思う。
ストーリーだけ追うなら、なくていいシーンもいっぱいある。でも彼女たちの「日常」を見せる意味ではなくていいシーンはなかった。日常パートでは彼女たちと共に在る幸せを深く心に刻み、そのままラストに臨んでほしいと思う。
見終えたあと少し幸せになっていました。自分の青春とは1ミリも被んないのにね。
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見終えて外に出ると、「さあ金をくれ」というオーラがむんむんの各種グッズで現実に戻されるんですけどね。パンフも800円だし。現実は厳しいなぁ。
あと劇中で別のバンドに間違えられて日本を代表するPOPバンドということになる展開があるんだけど、実際 放課後ティータイムは日本で一番売れるバンドのひとつではあるよね…。
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