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あにめ感想にっきV3
手キャプつきアニメ感想やアニメ映画感想ブログ
CATEGORY : アニメ映画感想
東のエデン劇場版II Paradise Lost
DATE : 2010-03-20-Sat  Trackback 0  Comment 0
オリジナル携帯クリーナー@東のエデン劇場版I/II IIは海老名でやってくれたので、海老名に行く。Iもやってくれるとわかっていれば、Iを慌てて見たりしなかったのに。入場者特典もない時期に行ったしなぁ。IIも特に特典はもらえなかった…。というわけで写真は前売り特典の携帯クリーナーで。

 うん、IとIIは続けて見た方がいい。せめて1週間空きぐらいじゃないと…というか当初の公開スケジュールがベストなタイミングになる内容だったと思う。これだけ空くと気持ちが繋がらない…。テレビシリーズからIの公開までのタイミングは心地よい間だったので、Iの公開時期を遅らせればよかったという話でもないのが難しいところ。…つまり、テレビシリーズを溜め込んで、遅れて視聴完了し、今回のIの再公開に合わせてI観賞、続けて(1、2週間空けて)IIを見る…というのが一番よいパターンではないかと。

 何が言いたいかというと、「劇場版Iのストーリーをそんなにしっかり覚えてませんでした、すみません…」という感じ、…いや、作品に対峙するテンションが維持できてないという方が近いか。AIR KINGに熱狂する民衆の気持ちが上手く自分の中に作れないというか。2万人ニートのインパクトを劇場版Iまでに「過去」に仕立てあげたのと同じように、劇場版Iから劇場版IIの間にAIR KINGも「過去」になってしまった印象。…実にもったいない。“公開タイミングも作品の一部”という考えは当初はあったんだろうけどなぁ。

 という前置き(免責?)をしつつ本編感想。ミサイルも爆発もないビジュアル的には地味、ノブレス携帯も残金が見えてくると急にリアルに見えてきて最初の頃にあった「ある意味魔法」な感じがなくなってしまっていた風なので、それに合わせて作品の見方を変えていかなければならかった風だったかな。

 特に残金1億ちょっとで、国民全員に1円の電子マネーを配るという描写が印象深い。つまりもともとの100億あったとしても、そのまま配ればひとり100円程度にしかならない、そんな程度のお金、それでこの国を救えと言うのがどれだけのムチャブリかということをわかりやすくしてくれたシーンなのかも知れない。配ってしまえば100円でも、ひとつところに集めれば、100円配るなんかよりもっと大きく国を動かせる力になり得るという意味ももちろん含むとして。

 Mr.アウトサイドが知りたかったのは「100億円で何ができるのか」ということだったのかしらね。自分は100億どころかもっと使って国を何とかしようとしたけれど、それほど大きなことはできず、むしろ「100億円で何ができたのか」が知りたかったのかもね。滝沢くんが100億円使い切ってたどり着いた場所はその「答え」としては十分すぎるものであったと。滝沢くんと他のセレソンとの大きな違いは、ゲームに於いて「自分」というコマを一切使わない、与えられた100億円でできることだけで国を変えようとしているところにあると思う。自分をリセットして「国を何とかしたい気持ち+100億円」という状態からスタートするのは、「100億円で何ができるのか」の疑問の純粋な解になり得ると思える。

 それまでの地位や人脈を活かしつつ立ち回らないと、100億円程度では何ひとつ成し得ない というのは、Mr.アウトサイドも自分の解として持っているもので、それ自体を否定する気もなく、ゲームセット宣言の言葉もきっと本心であろう。

 そしてノブレス携帯でずっとヲチしていたのは、“100億円の使われ方”―お金が使われている様―なわけで、自分が「上がりを決め込んで」ときめなくなった消費行動を、他者のそれを見ることで補おうとした行為とも取れる。これに対して滝沢くんの「お金を払うより、お金をもらう方が…」という言葉が繋がってくることになるわけですな。

 お金のもらい方を忘れた若者と、上がりを決め込んだ老害に、渇を入れるといった意味合いの滝沢くんの演説だった…のかも知れないけど、正直なところ具体性に欠いてよくわからない演説だった。あれぐらいで前を向ける人であれば、言われるまでもなく前に進んでいるのではないだろうか…。

 現状のおかしさに気づいていて、自分が本当は何をするべきなのかわかっていて、それでも何もしないでいて、ただただ動き出すきっかけを待っていた人にとっては有用なのかも知れない。「テロリストからの要求だから仕方がない」という免罪符を手に入れられるだけで動き出せる人ならば。そこに滝沢くんの「甘さ」…というか人を見限っていない心があって、その「オレはお前達を信じてるよ」という信頼に応えたくなるのかも知れないなぁ。滝沢くんが見捨てない内はまだ未来はあるのかもと思えるような。

 というわけでMr.アウトサイドが求めた「100億円の使い方」の一様の解が出たところで、ゲームは終わってしまったけれど、それでは本当に救世主になろうとした参加者は納得できない。救世主にはなれていないし、もちろん救えてもいない。そういう意味ではここでいったん物語が終わるのも納得だし、ゲームが再開するのもまた納得できるところ。第2戦が映像化されることがあるかはわからないけどね。

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 東のエデン自体の観客はそれほど多くなかったけど、映画館自体の人混みは平日とは思えないぐらいでした。どうももう春休みに入っているみたいね。本当は前売券が使われずに余っているドラえもんの2回目視聴もしようかと思っていましたが(寝坊して失敗した)、この様子ならドラえもんの方はお子さんでいっぱいだったんだろうなぁ、と思う。

 まぁ、プリキュアDX2も含め、春休みが終わるまで待とう…。

 東のエデンを見たTOHO海老名の10番スクリーンは、他のスクリーンと入口が違っていて、ロビーからいきなりスクリーンに入れるところにあるのですが、その隔離感が結構気持ちよくて、シネコンなんだけど、このスクリーンは気持ち単館みたいな感覚になれるような気がした。せっかくなので10番スクリーンでは単館系の作品を積極的に上映して欲しいなぁ。

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CATEGORY : アニメ映画感想
超劇場版ケロロ軍曹「誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」
DATE : 2010-03-15-Mon  Trackback 0  Comment 0
吉崎観音先生描き下ろしスケッチ収録豪華ミニブック「ミニケロランド」/「超劇場版 究極ケロロ」ケロカ/「超電影版 劉備ガンダムカード」@超劇場版ケロロ軍曹「誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」 写真の入場者特典はSDガンダムも一緒に。

 イースター島に行ったら土地の闇の者がいて苦労しました話。基本的には軍曹と冬樹の友情物語になっているので、ひとことで言うと「地味」…。この映画で川上とも子冬樹の復帰とかいってくれたのであれば、現実とのリンクでじんわり来たかも知れないけど、桑島冬樹のままだから、冬樹声としてはもう慣れているけど、そういう付加価値はつかないワケで。

 夏美分、ケロロ以外の小隊のみなさんに対して見足りなさが残る。出てないわけではないんだけど。これならもう「超劇場版ケロロ軍曹『冬樹のイースター島超決戦』」とか言っちゃえばよかったのに。ほんやくコンニャクが出るぐらいなんだから(酷。つかモアイ(石像)でそういう使われ方するって、ほとんど魔界大冒険じゃないか…。涼宮ハルヒの消失は大魔境っぽかったり、ドラを彷彿とさせる映画が多く見られてきた中、本家ドラが一番ドラっぽくないというのはどうなんだろう…。

 まぁ軽く脱線しつつ、何だか“ケロロ軍曹らしくない映画”だった感覚が残った風だったかな。というのは、「世のすべての不可解な出来事はおおむね宇宙人がからんでのことである」という『ケロロ軍曹』という作品内にある根本的な考え方が本作に見られなかったところが大きいと思う。まぁ幽霊ちゃんとかの例外もあるけれど、過去の伝承とか、伝説の生き物なんかは宇宙人が残したものだったり、宇宙人自体だったりするという、『ケロロ軍曹』的なパターンを、世界の中でも宇宙人との交流があったと疑われるスポットとして有名なイースター島を使って、あえてそういうネタにしてこないというのはどうなんだろう? と。

 事件の根幹は宇宙人ネタのSFっぽい内容だったようにしつつ、最後にはそれだけでは説明し切れない、冬樹の好きな“未知の謎”を残す…みたいな構成に(あえて)しなかったのは何か意図のあることなのだろうかと。

 と考えると、やはりこの映画は「冬樹」の映画なんだという結論になるような。冬樹が望む、宇宙人ベースではない、世界の不思議。その当事者として自分が関わる。隣にいるのは親友の軍曹だけ。…そういう冬樹の夢を形にした映画だったのではないかと。だから、現実味のある、夏美姉ちゃんや、西澤さんなんかは出ず(物語に絡まず)、異形であるケロロ小隊のみんな、イースター島のマナたち、そしてアリサ&アリサ父 といったものに囲まれる冬樹…という不思議に囲まれて超ハッピーな冬樹の図をどこまでも描くことをテーマとした映画だったのではないかと。

 劇中で「人間なのは冬樹だけ」と言っていたのは、結構深い意味だったのかなぁ。

 …こうまで望みが叶っているとすると、もはや夢オチでもいいんじゃないかとすら思うわ…。

 夢オチではないので、最終的に「現実」に戻るなんてこともなく、夢は続いていく感じ…あぁそうか、ケロロ軍曹という夢から醒めないでというメッセージがあるのか…(ぇー

 日曜の昼過ぎ観賞だったのもあるけど、ちゃんと満席だったからそれなりに安心してください…。

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 人気のほどは意外とシビアなようで、来年度からはSD三国伝と抱き合わせ放送になる気配(SDガンダム三国伝のサイトを見たらケロロ時間の半分の時間を使っての放送でした)。お互いに得をしないんじゃないかと思わなくもない…。

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超電影版SDガンダム三国伝BraveBattleWarriors
DATE : 2010-03-15-Mon  Trackback 0  Comment 0
 まずは三国伝から。客的にはケロロ軍曹を見に来ているわけで、全体的に冷ややかムードだった気。自分的にはSD三国伝も見に行ったつもりなので、それほどではなかったけど、所詮十数分のミニアニメだと思うところで、まぁそれほどのめり込めることもなく…。

 話的には「こういうSDガンダムを作ってみてもいいですか?」的なお伺いアニメだった気がします。っていうかパイロットフィルム? 設定と、事件パターンと、必殺技の系統を軽く紹介された感じ。敵さんもラスボス級が出るわけでもなく、下っ端の子悪党程度でした。

 しっかし三国志ものは、キャラ名とざっくりとした設定が同じな別キャラをいろいろと見ることになるので、脳内がややこしいことになりますな。つか他の三国志ものに出ていた声の人が別キャラとなって出るからさらにややこしいことに…。蒼天航路では呂布だったのになぁ…。とりあえず鋼鉄三国志以来、孔明は子安で固定していいんじゃないかと思う(SD三国伝では孔明しゃべってないじゃん:絵だけ)。

 三国志ものはキャラ名がポメラで変換できないことがわかったのが収穫かも。孔明も劉備も変換できないわ。

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映画・ドラえもん「のび太の人魚大海戦」
DATE : 2010-03-07-Sun  Trackback 0  Comment 0
ハリ帽子(ハリ坊側)@のび太の人魚大海戦
ハリ帽子(正面)。
ハリ帽子(ドラえもん側)@のび太の人魚大海戦
裏はドラえもん図柄になっています。
走って!泳いで!スイスイ!人魚ドラ@のび太の人魚大海戦
入場者特典。
クルクル!ハリ坊&ドラ@のび太の人魚大海戦
前売り特典。
クルクル!ハリ坊&ドラ@のび太の人魚大海戦
つるして撮っています。
キー帽子@のび太と緑の巨人伝
2008年のキー帽子(参考)
 恒例のドラえもん初日舞台挨拶付き観賞。チケットはネット予約、前売りは一応買ったけど、去年と同じくどう使おうか…。4時起きはしたけども、劇場に着いたのは結局8時過ぎだった(9時開演)…相変わらずの体たらく。でもまだ人はまばらで、発券機も空いてて一安心。でもやっぱり去年と同じく列は作ってくれないので、とりあえず入り口の前あたりに待機することに。

 …と思ったらパンフの販売が外で先に始まった。去年はグッズは外だけど、パンフは中での販売だったのに…。そそくさ先に買いに行き、こそっと列っぽいものに戻る…。

 結局最後まで列が作られないまま開場した。家族連れの勢いに負けて2番手入場。とりあえず見あたらないスタンプ台のありかを去年の反省を生かしてスタッフに聞く…が、知らない。軽くたらい回されたあと、劇場の奧にあるとの案内を受けて向かう…が、すでに列がッ。…また一番はんこを逃した…無念の気持ちで押印。このリベンジは来年こそッ。

 ひと仕事終えたので、着席して待機。ポメラでこれまでのいきさつをメモする。

 舞台挨拶回限定オプションは緑の巨人伝のときと同じような安っぽい帽子に戻った(横の写真)。去年はちょっとお金かけすぎだったのかなーと思ったり、旧作映画、原作漫画が特にない今年の映画を冷静に判断しているのかとも思った。宣伝段階で「今回は、まぁいいかな」と思う気持ちもわからんでもないしなー。例によって大人の頭にはキツすぎですので。

 客層は大友&子どもたち&親子連れ…このカオスっぷりがドラの初回だよなーと噛みしめる。上映開始待ち。

 :

 見終えた。

 見終えた正直なところのひとこと感想は「なんという総集編」ですなぁ。尺が99分では厳しかったという言い訳も聞けそうですが、「詳細は汲んでくれ」と言われたかのような描写が目立っていたと思う。

 たとえば人間族との軋轢(あつれき)。人魚族にはベースとして人間族に対する嫌悪感があるのですが、ソフィアはその事についてこれといって何も言わないし、ハリ坊はいきなり突撃してくるという、説明なしな感じ。そもそものび太たちが「人間族」であることはいつ知ったのよ? という疑問が。人魚スーツである意味変装してたのに。

 女王謁見(えっけん)の際に、のび太たちが私服に戻るのもよくわからないところではある。「人間族として会いに行く」ということなんだろうけど、なぜ「人間族として」会いに行かねばならないのかと。人魚の世界では人魚スーツの方が暮らしやすいのでしょうに。

 地上でのソフィアとの絡みにしたって、「友情を深める」という描写だったというより、人魚族だとバレるまでの話という意味合いの方が強く、ソフィというキャラを見せるにしても、少し不十分なように感じました。

 人魚族は、人間が地上に文化を構築した頃に、地球の海に惹かれて住み着いたものの、最近の人間族たちの海洋汚染にはうんざりしている…というバックボーンの説明、ソフィアはそれでも人間族全体に対しての嫌悪感を持たないでいる…ということを少なくとも理解していないといけなかった風。

 人間と関わってはいけない的な人魚族の掟がなぜあるのかなんかも、深いところはわからなかった風。

 地上に迷い込み、のび太に見つかり人魚バレする>警戒していたが、のびドラのやさしさに心を開く>人魚ということは秘密にして街を案内する>例の事件でみんなにも人魚バレする>みんなで海の世界へ行く>海を堪能していると、事件が起こる>しずちゃんをさらわれてしまい、後に引けなくなる… というようなプロットにしなかった理由は何なのだろうかと…。

 地上に来たのが「たまたま」の設定であれば、まず「ここは本当に地上なの!?」というような件が入ることになり、普通の女の子らしいところを見せることができるし、街の案内では不思議さと(王女ということでの)高貴さを見せることができたのではないかと。

 ハリ坊との出会いも、ソフィアが「人間族」として紹介してしまうことで、ソフィアが去ったあと、人間族への嫌悪から捕らえてしまったとかにできたと思う。

 …まぁ素人考えなので、実際にそうしたらどうなるのかはさっぱりですけども。でも一概に「尺不足」として処理してしまうのはちょっと疑問で、同設定でも見せ方によっては何とかなったんじゃないかと思うワケで。

 おばあさま(現女王)と、ソフィア(王女)の関係も、「なぜ両親はいないのか」について語られないと、何か正確なところはぼんやりしてしまう気がする。パターンからすると、親ではなく、祖母に育てられたことで、お互いに距離ができて、どう接していいのかわからなくなって、何かギクシャクする関係になっていた…という、近い記憶でいうと、しゅごキャラ!のヒカルとイースター社長(祖父)の関係みたいなもの…ということだったのかなぁ…と想像はしてみるものの、それに気づくのすら和解のシーンというのが何とも。「早くに両親を亡くした私を育ててくれたことには感謝しているけど、如何せん掟やしきたりに厳しすぎるのよおばあさまは」なんてセリフを入れておくだけでも見やすいのになぁ、とか思った。

 テキオー灯だったり、水中キャンプだったり、「海底鬼岩城」を思い出させるシーンも多くて、そのたびに「なんでこれは海底鬼岩城じゃないんだろう…」とか思ってしまうのは残念というしか。むしろ海底鬼岩城が過去にあってこその作品アイデアなのではなかったのかなーと。アイデア自体はそんなに悪いとは思わなかったので、ここはちょっと我慢して、先に新・海底鬼岩城を作っておいた方がよかったんじゃないのかなぁ。

 原作コミックの「深夜の町は海の底」をベース(というか冒頭ネタ)にしている流れは、アイデアだけ遺されていたという「南海大冒険」に近いイメージ。本作もアイデアメモ程度はあったのかなーと邪推。(メモがあったとして)メモはまだメモでしかなく、ちゃんと練り直さないといいものにするのは難しい…というのは南海大冒険でもわかると思うけども、今回のも何かそのまま作っちゃった感じがしないでもない。F先生が半年間 悩みながら執筆したのなら、きっとこういう展開にはならなかったのではないかな、と思う。

 作画の話。これまでの新ドラ映画と比べると、作画遊びは少なめだった印象。新ドラ映画の鉄板ネタ「あたたかい目」は、今回全くウケてなかった…もう賞味期限切れか。でも別ネタでウケは取っていた…ような記憶(詳細を忘れた)。

 来年の映画はスタッフロール後のおまけでわかるようになっているんだけど、「おざしきつりぼり」ばかり見てしまってよくわかんなかった…。どうも鉄人兵団をやるらしいのだが-。新作・旧作リメイクを交互にやるつもりなのかねぇ。

 まぁそんなところで。初日舞台挨拶回だというに、両翼の後ろの方とか空席が目立って、結構心配になった。劇場を出て、次の回を確認したらまだ「◎」表示(空席多数)だったからなぁ。初日なのになぁ。


■舞台挨拶

 司会は久保田直子アナウンサー。また出木杉アナがこない。今回出番あったのになぁ。とりあえず30周年の話をする。ドラコールのうながしに「映画の主役は誰かなー?」って、だから映画の主役はのび太だと言いたい。

 ドラ着ぐるみ登場。久保田アナの番組は、朝ママと見てるそうだが…野比家の食卓にはテレビはありませんからッ。まぁのび太を送り出してからのんびり居間で視聴ということにしようか。

 続いて、レギュラー5人が登場。
 スネ夫は相変わらずスネ夫声と関智一声のギャップがすげぇ。町でハリ帽子をかぶろう話をしてウケを取っていた。
 ジャイアンは恒例のリサイタル。「おいらの~」と言ったのか「オレは~」と言ったのかわかんなかった…。
 しずか挨拶はふつうだったけど、今回はちゃんと挨拶しててちょっと驚いた。しずかとしてもかかずとしても。
 のび太もふつー。
 ドラは土曜なのでのび太を起こすのが大変話をした。前の方でさんざん雨話はしていたので、いつもの天気ネタはなかった風かな。ドラ挨拶だけで水田わさびとしての挨拶は特になかった。

 続いて、ゲスト声優&監督が登場。田中理恵(ソフィア)&飯塚雅弓(ハリ坊)、楠葉宏三(監督)。飯塚雅弓氏はテレビでよく見るけど、田中理恵氏は何か見た記憶がなかったので何か新鮮でした。が、席が一番うしろだったのでよく見えない罠。

 各々ふつうに挨拶。やはり飯塚雅弓氏が一番場慣れしている印象。

 これで終わりと思いきや、OPを歌っているmao氏が登場。生ライブがあるのはSPEED以来な気がするよ。
 スクリーンに映画映像と共に歌詞を出して歌わせる気満々だったけど、何か会場のノリが悪い…。2番の歌詞は特に厳しいわ。ラストにクラッカー演出が入ってやけに気合い入ってるなーとは思ったけども…。

 最後にドラの挨拶が入って終了。

 全体的に人魚大海戦の話というよりは、30周年の話がメインだった印象。のび太の恐竜2006のときに見られた「映画を見てね!」の必死さはさほど感じず、何か安定期に入っていたような感じ。今回はあんまり社運とかかかってないんだろうか。「あんまり売れなくてもいい年」とか提示されたのかなぁ。

 そういや芸能人のゲスト声優は来なかったな。声優さんばかりというのはそれはそれで嬉しいけど。

 撮影が入って完全終了。30の文字の後ろ(真ん中だからなぁ)なので、どうあがいても写ってないです。

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 帰りにビックカメラ別館に寄ったら、リニューアル準備で閑散としていた…。テレビ売り場でドラ映画の特番を放送していた。そういやご姉弟物語の時間が特番だったなーと現在時刻を確認した。「続きは劇場で!」と言われても、今見てきたところだよ…。

 ついでにポメラが特売していた。DM20が2万円ぐらいで一瞬買おうかと思った…。自分の使い方的にはDM10で十分だから…と言い聞かせて我慢。DM10は12000円ぐらいだったよ…。

 何か書き忘れた気がするなぁ。あぁ「大海戦」のことなにも書いてないや。これ以上書いたら長すぎるし、まぁいいか…。

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